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滋賀県県政史料室企画展「近江米の挑戦」(11/2まで)

 現在近江米といえば、平成27年(2015年)に特Aランクの評価を受けた「みずかが
み」に代表されるように、その優れた品質が全国で高く評価されています。江戸時代
には京都の御備米と呼ばれ、大都市京都の胃袋を支えました。初代滋賀県令松田道之
も、その米質を高く評価し、今後海外の輸出が盛んになれば、現在の「江州米」から
「日本ノ名物品」になるだろうと述べたものです。
 しかし明治8年(1875年)の地租改正を契機として、その名声は地に落ちることに
なります。租税が全て金納になったことから、米質の規制が弛緩し、小粒で粗悪な米
が広がっていったのです。滋賀県産の米は「江州の掃き寄せ米」と酷評されるように
なり、県内関係者はその汚名を払拭するため大いに苦心しました。その長い米質改良
の過程で生まれた品種「滋賀渡船」は、現在「幻の酒米」として復活し、県を代表す
る酒造好適米として知られています。
今回はそのような近江米評価の変遷と、県内関係者による様々な米質改良の取り組
みをご紹介します。古来より一貫して高い評価を受けていたと思われがちな近江米で
すが、その長い歴史のなかには、毀誉(きよ)褒貶(ほうへん)の時代と関係者の並々な
らぬ努力があったことを、多くの方々に知っていただく機会になれば幸いです。

展示題目 近江米の挑戦

展示期間 平成28年9月26日(月)~平成28年11月2日(水)

展示場所 県政史料室(県庁新館3階 県民情報室内)

開室日時 月曜日~金曜日(祝日を除く)
午前9時~午後5時

展示内容 滋賀県に所蔵されている公文書等、全18点(複製含む)

問合せ先 県政史料室(滋賀県県民生活部県民活動生活課県民情報室内)
       電話 077-528-3126 FAX 077-528-4813
       E-mail kenmin-j@pref.shiga.lg.jp
  1. 2016年09月24日 19:12 |
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